弦楽四重奏によるドラゴンクエストコンサート

2004/10/18 … 津田ホール

過去2回行われているこの弦楽四重奏のドラクエコンサート。以前からちょっと興味はあったのですが、今回、気が向いたのでチケットを買ってみました。

会場はJR千駄ヶ谷駅のすぐ前で、国立競技場の近くなのですが、お店とかはほとんど無いところですね。一緒に誘った友達とお茶をしてから会場に入ろうと思ったのですが、一瞬困りました(笑)

この津田ホール、規模はさほど大きくありません。せいぜい数百人までかな。弦楽四重奏なので、音量の点でこれくらいがちょうど良さそうに思えます。

パンフレット
パンフレット

私たちは前から2番目の列の真ん中あたりという好ポジションに座っていました。

コンサートの開始を待っていると、どこからともなく、作曲者であり、このコンサートのお話担当である、すぎやまこういち氏が現れ、最前列の端に座りました。普通に客席で聴いちゃうんだ。なんだか身近な感じというか手作りな感じというか、面白いです。

ほどなく、今日の奏者であるマティアス・ムジクム・カルテットの皆さんが登場。全員、NHK交響楽団のメンバーでもあります。さっそく、最初の曲を演奏。

うーん、フルオーケストラとはまた違った味わいがありますね。上品な感じがします。それに、それぞれのパートで音の輪郭がハッキリしています。各パートがどんな音を出しているか注意して聴くのも面白いかも。

演奏が終わると、すぎやま氏が壇上へ。簡単に挨拶を。

今日のプログラムは以下の通り。

1 勇者の仲間たちより(IV)
間奏曲〜戦士はひとり征く〜おてんば姫の行進〜間奏曲
武器商人トルネコ変奏曲
ジプシー・ダンス〜ジプシーの旅
2 のどかな家並(VII)
3 木洩れ日の中で〜ハッピーハミング〜ぬくもりの里に〜木洩れ日の中で(VI)
4 のどかな熱気球のたび(IV)
5 失われた世界〜足どりも軽やかに(VII)
6 哀愁物語(V)
7 血路を開け(VII)
8 序曲(I)
9 Love Song 探して(II)
10 王宮のロンド(III)
11 遥かなる旅路〜広野を行く〜果てしなき世界(II)
12 世界をまわる(III)
街〜ジパング〜ピラミッド〜村
13 鎮魂歌〜ほこら(III)
14 戦闘のテーマ〜アレフガルドにて〜勇者の挑戦(III)
15 そして伝説へ(III)
16 アンコール:王宮のメヌエット(IV)

前半が新しい作品、後半が昔の作品という構成ですね。VIIの曲がたくさん聴けて嬉しいです。特に前半の曲はどれも個人的なお気に入りばかりで大満足。ホクホクです。

友達はIの曲の印象が強いとか。私より年下なのにIからリアルタイムに遊んでいるとのことで、感心。ドラクエはゲームっぽいところが良いと言っていましたが、私もそう思います。VIIIもゲームならではの面白さを感じられますように。

序曲は、原曲やオーケストラでは、管楽器のイメージが強烈ですが、初めて聞くアレンジです。マーチをどう処理するのかと思っていたら、優雅な感じにまとまっていて、新たな一面を垣間見た思いです。

いやー、弦楽四重奏って面白いですね。オーケストラは全体として鳴っているという感じですが、弦楽四重奏は「それぞれが演奏している感」が強く感じられます。前から2列目立ったこともあり、奏者の表情がよく見えたことも好印象です。特に第一バイオリンの齋藤真知亜氏は激しく身体を揺らしたりして、ノリノリでした。

すぎやま氏のお話では、VIIIはつい先日マスターアップしたとのこと。もう1ヶ月半ないのに、こんな時期で間に合うものなんですね。ちょっと驚き。

村の音楽はシンプルで聴かせる音楽を目指しており、派手な音楽より難しいんだそうです。今回はバイエルの50番程度の難しさで、なおかつ良いメロディーができて気に入っているとのこと。

また、ゲームに先立ってCDアルバムが発売されます。すぎやま氏によると、今までドラクエのアルバムは、観賞用のオーケストラと、資料用のゲーム音源、という構成にしていました。ですが、VIIIのアルバムはゲーム音源でありながら鑑賞に堪えるデキに仕上がっているそうで、かなり楽しみですね。

弦楽四重奏は、その名の通り4人しかいないので、ほとんど演奏しっぱなし。とても体力を消耗したことでしょう。しかし、鳴りやまない拍手をうけてアンコール。すぎやま氏が「ホイミ!」のかけ声で気合いを入れます。

アンコールはIVから王宮のメヌエットでした。この曲もとても好きです。最後まで満足させて頂いたコンサートの幕が無事に下りました。本当にお疲れさまでした。

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